ブログ

クラブでDJしたりバーテンダーしてた時に経験した怖い話。やばい事とかヤバイ客【その3】前編

いよっすぅー、なー(@naih_molkoh128)です

 

 

前回はやくざに連れ去られたチャラ男だったが、今回はバー営業中に駆け込んできたギャルさんの話。

 

登場人物

なー 当時20歳位の私

ギャル 20歳位のギャル。結構かわいい

チンピラ たぶん30手前くらいのチンピラ。強そう。

 

バー営業 

その日はクラブでのイベントがなかったのでお小遣い稼ぎでのバー営業をしていた。

といっても、お客さんがたくさん入ってくるわけじゃないのでスタッフ同士でDJやったりダーツで遊んだり。

 

その日も例に漏れず、閑散としていてお客さんもまったくいなかった。

 

あと1−2時間してお客さん来なかったらしめようかーって先輩と話していると、裏口(従業員通用口)のほうが騒がしい

普段は自分らとか業者の人らが出入りするときに使うくらいなので、お酒を頼んだりしたわけでもないから騒がしくなるわけがない。 

 

突入してくるギャル

なんだろーって先輩と二人で裏口に顔をやると突然突入してくるギャル。

 

吉高由里子みたいな、こんな感じ。

ウェーイって成分抜けた、カワイイけどトゲトゲしてる感じ。

 

びびった…なに…?なに?どしたの?

 

 

うるさい!ちょっとどいて!

 

押しのけられて店内に入ってくるギャル。

押しのけられる私。

 

ちょっと痛かった。

 

店内に入るとキョロキョロと見渡すギャル。

 

あたしがいるってこと言ったら殺すからね!! 

 

はあ?はぁ…?

 

初対面のギャルに罵声というご褒美をもらう。

入ってすぐにカウンターになってるところにダンボールが積んであってそこに隠れていた。

ミニスカートだったのでパンツが丸見えだったから、たぶんニヤニヤしていたと思う。

 

巻き込まれる厄介事

また入り口の方でガヤガヤしていた。

 

「おい、どこいった」

「絶対見つけ出せ」

「あいつ殺す」

「あいつ○す」

 

みたいに物騒な声。

もう嫌な予感しかしない。

 

目の前にパンツ丸出しで隠れているギャル

 

(おい…絶対あの声の原因コイツだろ…)

 

嫌な予感がするけど、女を叩き出すほど鬼でもない。

嫌なことに巻き込まれたなー…っておもったけど、声をかける雰囲気じゃないからほうっておくことに。

くびをつっこんだら厄介な事に巻き込まれるっていうのは経験済みだったので先輩とダーツの続きをやりはじめる。

 

自分の番で止まっていたのでダーツを3投なげてチェンジとボタンを押すと、入り口がバタンと激しく開く。

 

入ってきたのは浅利陽介のような若いチンピラ。

 

ここに若い女来なかったか?

 

はい、ビンゴー 

あーやっぱり表がガヤガヤしてる原因かー…

さて、バレたらめんどくさそうだけどギャルがいるのが裏口のドアのそばのカウンター。

こっちは表口。

うーん…

 

来てないですよー、こんだけガランとしたらわかるでしょ

 

一瞬考えたけど、女の子をかばうことにした私。

チンピラは中を見渡して

 

もし、こんな特徴の若い女がきたら、ここまで連絡しろ。礼ならする。

 

その時に言った特徴がもろパンツ丸出しの吉高由里子だった。

 

わかりました、こんくらいもらえるんですか?

 

私は人差し指を一本、相棒の右京さんのように顔の前に突き出して確認する。

 

ああ、捕まえてくれたらこれだけ出すから探してくれ

 

目の前に手のひらをパーにして突き出してくる

承知した旨を伝えると電話番号をメモ用紙に書いてチンピラは外に出ていった。

 

逃げる理由

おーいお姉さん、チンピラどっかいったけど

 

裏口近くに隠れているギャルに向かって声をかけるとガソゴソ聞こえて立ち上がった。

 

…ありがとう

 

素直にお礼を言われてちょっとびっくりする。

化粧がところどころ落ちかけになっていてびっくりしたのを覚えている。

つけまつげとか片側なかったり。

 

お姉さん、なにしたの?お姉さんの懸賞で5本って…

 

たまにこうやって人探しをするためにチンピラとかヤクザがくることはあったけど懸賞は身柄確保で、たいてい3本がいいところだった。

ちなみに1本っていうのは10万円。

場合によっては1万円の場合もあるけど話してるときの雰囲気で10万なのか1万なのかわかる。

 

今回の場合は確保で50万。

見かけたって伝えて確保することができれば情報提供料で10万円。

 

なので、このギャルは相当めんどくさいことをやったことがわかる。

 

ホストの売掛飛ばしたかー?

などと考えていると。

 

水。ちょうだい

 

コップに入れた水を飲み干すとぽつりぽつりと語り始めた。

 

彼氏が薬のプッシャー(売人)をやっているのが嫌で仕入れていた薬をすべて捨てた。

大麻などなど

 

彼氏はそれにブチ切れてギャルを親玉にチクリ、捨てたことへの損失をギャルを風俗に落とすことで手打ちにしようとしたらしい。

 

風俗はいやだって逃げだし、友達のところに身を寄せたけど、身を寄せていた友人には居場所をチクられ危うく捕まりそうなところをここに飛び込んで隠れた。

 

だからかー…って思いながらどうしたもんか悩む。

 

たぶん、いま外に出ると見つかる可能性は多いにあるし

正直ここに、ずっとおいておくわけにもいかない

 

次回に続きます

-ブログ
-,

© 2024 自己破産社長の再生記録